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3話/全5話 
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「文面にはそう書いてあったんだ。そしてその後ろに預金通帳が俺名義で

振り込んであったんだ。300万ほどね。俺が大学いけるようにって

親父がこつこつ貯めてくれてたんだ。一生懸命働いて親父はまったく遊びもせずにな。

んで俺はほんとに親父に迷惑かけたなって。ぜんぜん親父のこと大切にしてやんなかったって後悔したと同時につかれきった親父の寝顔をみて親父の強さを知った。」

レナは黙って俺を見つめていた。

「でもな。どうしてここまで強いんだっておもったよ。親父も

誰かに甘えたかったんだろうなって思った。時々人にたよったって

いいじゃねーかってさ。だからレナ。おまえもたまには俺でもいいし

みんなにもっと甘えてみろよ。自分をさらけだしてみろよ。まあ俺たち似たもん

同士なのかもな。」

それは俺自身にむけて言った言葉でもあった。

レナはいつのまに涙を流していた。閉ざし続けた心の奥底に秘めているものが

あふれ出すかのように。俺たちは変わらず輝き続けるオリオン座を白い

息をはきながら見つめていた。         

      第3話終了 to be continued・・・第4話

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